現在、行われている鹿児島県知事選挙、投票を呼びかけるポスターに仏教界から抗議がきた。そのためポスターが差し替えられた。ポスターのキャッチコピーは、「知事って誰でもいい?」で「バーチャル知事」や「他力本願知事」などが紹介されていた。この「他力本願」という言葉に抗議がきた。ポスターには知事の業務を人まかせにするようなニュアンスで使った。
しかし「他力本願」は、仏様の力によって救済されることを意味する言葉で、仏教界から使い方が適当でないと抗議がきた。そこで選挙管理委員会は、「他力本願知事」から「ひとまかせ知事」に差し替えた。
正しく言葉の意味を理解するのは難しい。よく言われるのは「役不足 やくぶそく」本来は、人物の力量に比べ与えられた役目が軽すぎること言うのだが与えられた役職に対しその人の力量が不足しているようなニュアンスで使われる。まったく逆の意味だ。注意して使いたいと思う。
言葉の意味や読み方を正しく理解するのは、大変だ。正しく使う習慣を身につけたいと思います。