今年のGWは、終了したが各地でのオーバーツーリズムが問題になった。観光客が集中し、通常の生活などがおくれない状況が続いている。今回は、2回にわたりオーバーツーリズムを考えていきたい。
1)公共交通機関の混雑 これは、観光客が集中し、観光客がバスや電車に乗れないばかりか地元の方も使えないという状況が発生している。主に報道されているのは、京都と鎌倉だ。京都は、バスが特に混雑している。タクシーが不足している状況もあるのでやはりライドシェアを積極的に導入するべきだと思う。京都は、修学旅行で多くの学生が訪れる。学生は、最近タクシーを貸し切りにして移動しているようだが今後は、影響が出るかもしれない。
もう1ヶ所、特に報道されているのが鎌倉だ。江ノ電が大混雑で、何本も待たないと乗れない状況が続いている。対策としては、JR鎌倉駅からの徒歩が推奨されているが、だいぶ歩くようだ。これから夏で更に気温が上昇すれば熱中症の心配が出てくる。難しい問題である。
2)駐車場の不足 この問題も各地で発生している。駐車場の不足で渋滞が発生している。報道されているのは、日光と高野山である。どちらも渋滞に繋がっている。日光は、公共交通機関の利用を推奨するしかないだろう。また高野山で対策として考えられているのは、パーク&ライドである。周辺の駐車場までマイカーで来て、そこから公共交通機関を使用するパターンである。交通渋滞は、緊急時に緊急自動車などの通行を妨げることにつながる。観光税などを徴収してこのような対策に使われることを望みたい。
様々な問題を抱えるオーバーツーリズム。早急な対策が必要と考えます。