• 旧「シニア大学院生の小売業ブログ」

商売は損得より善悪

 「商売は損得より善悪」という言葉がある。私は当然だと思う。今回のビッグモーターの問題もそうだと思うし産地偽装なども利益を優先させ善悪を忘れてしまったこともそうである。それから今回は、厳しいノルマが背景にあった。インセンティブなども必要であると思うが、過度なノルマは不正を生んだりする。検査不正問題もノルマがありそれを達成するため発生した。またビッグモーターでは、環境チェックリストに基づくチェックが問題になっている。そのため従業員は除草剤を街路樹に撒いたりした。

 それから前社長の記者会見、耳を疑った。原因は誰にあったのか。これ以上は述べないが、会社の再建は厳しいと思う。

 最近の経営は社会性に関わることが多い。SDGsもそうであるがCSR(Corporate Social Responsibility)企業の社会的責任やESG投資(Environment Society Governance 環境、社会、統治・管理)の3つの側面を企業がどのように意識、実行しているかを見ての投資などがある。利益も大事であるが社会性を高めることがより意識されている。小売業も意識の高い企業は、「統合報告書」出している。社会性を強く意識している。「商売は損得より善悪」この言葉は、永遠だと思います。