最近、話題になっているカスタマーハラスメント、UIゼンセンのアンケートによると約半数近くの従業員がカスタマーハラスメントを経験しているという。(私も現役時代、何度も経験した。胃潰瘍にもなった。)
東京都では、条例化された。私は、具体的対策として企業で発生したすべての事案に関し社内で共有する。些細なことでも報告し対策を考えるようにする。机上の空論と言われるかもしれないが、やはり、具体的にどのようなことで発生しどのような対応をしたことを記録するべきだと思う。報告書の形式は、もちろん簡素化する。(報告しやすいように)
それから実際の対応は、3人以上で実施する。具体的には2人で対応し1人は、時間などの経過を確認するようにする。(カスハラ事案発生の隠語をつくり発生したら対応する。)ある程度、時間が経過したら1人が声掛けをする。難しいと思うがそこで騒いだらまた対応をする。
次にお客様が「本部へ連絡する」と言ったら速やかに本部へ店側も連絡するが、本部のスタンスは、従業員側であって欲しい。原因は、店側かも知れないがお詫びして対応は、充分であると考える。カスハラは、誰も体験したくない。先日も、高齢の男性が病院の窓口で怒鳴っていた。保険証を忘れたようなのだが、お客様(患者側)に問題がある。怒鳴らなくてもいいと思う。
カスハラは、永遠の問題だ。テレビのコメントでは「クレームとカスハラの境があいまい」との声も聞かれる。私は、従業員が怖いと思ったらカスハラだ。だから3人以上で対応し適正な判断を1人がするべきなのである。お客様と従業員は、対等だ。カスハラのない社会が来ますように願いたい。