• 旧「シニア大学院生の小売業ブログ」

物流2024年問題

  物流の2024年問題、トラックドライバーの時間外労働が規制強化される。時間外労働の上限が年間960時間になる。それに伴い運べない荷物が発生するとの予測がある。小売業でも対策に乗り出した。サミット、マルエツ、ヤオコー、ライフコーポレーションの4社はタッグを組み、改革に取り組む。内容は加工食品の発注を午後から午前に変更する。それに伴い取引先は「出荷時間確保」「夜間時間帯の配送減」「積載効率のアップ」をすることが可能になる。

  コンビニエンスストアではローソンが1日3回の店舗への配送を1日2回にする実験を行っている。小売業全体でも問題改善へ取り組んでいる。また運送業界は自動運転の実験を行っている。新東名で3台のトラックが縦列で走る。1台目のみドライバーがおり後ろの2台が後をついていく形だ。これからもますますこのような動きが加速するだろう。

  私の勤務していた企業の物流業務はサードパーティーロジスティクスとしてある物流会社が物流業務を受託していた。毎日、商品が届くことがあたりまえのように思っていたがもっと感謝すべきであったと思う。また大学院においては国内物流、国際物流の2科目を学んだ。物流はとても奥が深いと思った。これからも図書館で興味のある本があったら読みたいと思います。2024年問題へ進む日本の物流業界、各社とも改革に取り組み、また小売業界、消費者も含め行動を意識し混乱が最小限であることを願いたいと思います。