• 旧「シニア大学院生の小売業ブログ」

オーストラリアから来たものは

 今日は、テレビの話題です。今月、1日にNHKで放送された「コンテナ全部開けちゃいました! ~春の横浜港編~」です。この番組は、輸出、輸入のコンテナを開けて何が入っているかを確認し、その背景を探る番組です。

 今回、紹介されたのは、オーストラリアから来たコンテナです。白いコンテナ、温度調整ができる「リーファーコンテナ」です。リーファーコンテナは、ー30℃から30℃まで温度調整が可能です。今回のコンテナ中身は、0℃で保管されオーストラリアから来ました。

 では、中には、何がはいっているかというと「ブドウ」でした。最近、増えている種なしで皮ごと食べられるブドウです。また皮が薄く食べやすい特徴があります。そして今回、紹介された背景です。オーストラリアからのブドウは、2014年から輸入が始まりました。当初は、3品種のみでした。そして今年から特に輸入量が拡大し今年1~3月の輸入量は、昨年の輸入量を超えました。

 その理由です。昨年まで輸入量が増えなかったのは、害虫「地中海ミバエ」の影響です。しかし新しい駆除方法が見つかり輸入量が拡大しました。それは、コンテナによる低温処理です。コンテナでの輸送中に低温処理し害虫を死滅させます。

 今後、ますますオーストラリアからブドウが輸入されるようです。オーストラリア産のブドウは、130品種以上あるそうです。スーパーなどの店頭では、売場を拡大し展開されるのでは、ないでしょうか。日本の農業も負けてはいられないと思います。ただ、日本は、まだシーズンではないので今の時期は、オーストラリア産のブドウが、幅をきかしそうです。

 近くのセーパーで購入したブドウです。オーストラリア産です。